「中国株で2000万円儲けた!(仮)」

中国株投資について綴ります。

「ジャブジャブ理論を信じて」

(2014/10/05)

2007年の途中まで好調だった世界の株式市場は、
2008年に入ると、米国の金融がおかしくなってきたせいで、
調整し始めたかと思います。

なので、私の含み益も、だいぶ減って来ておりました。

自分の中では、ここで一旦撤退するのもありかもしれないという気持ちと、
再度上昇する可能性もあるので、もう少し粘ってみるべきではないか?
という思いが錯綜しておりました。

そんな時に、とあるネット上のプロのブログを拝見したところ、
「米国の経済がおかしくなったら、FRB金利を下げて、
 市場がお金でジャブジャブになるようにするはずだ。
 そうなると、米国から溢れでたお金が新興国にも流れていくはず。
 新興国は市場規模が小さいので、一旦そうなると、新興国市場は
 大きく上がるはずだ」
という意見が書いてありました。

米国の証券会社で仕事をされていたプロ中のプロの方なので、
これは、かなり信じられる話なのではないか?、と思った次第です。
また、今まで書かれている記事も、経験と広い知識に基づいた説得力の
ある記事ですので、これは心強いと心底思ったものです。

なので、頑張って粘ってみることにしました。

しかしながら、2008年は、リーマンショックが起きて、さらに世界の株価が
大きく下げていって、100年に一度の危機と言われるぐらいになりました。

私は途中までは、まだ含み益があったので、含み益がある内は
粘ろうと思っていたのですが、最悪期には、元本割れしそうな所まで来ました。

せめて、元本は確保しないとマズイと思っていたところに、さらに下げが来ておりまして、
例のジャブジャブ理論を提示されていた方のブログを拝見したところ、
「ドテンします。新興国からは撤退です!」
ということを表明されておりました。

「え!、今頃になってドテン!?」と驚いたものの、
自分の資産は元本を割ってきたところでしたので、
これはマズイと思いまして、早速撤退した次第です。

そうしたところ、よくある話かもしれませんが、そこが大底中の大底でして、
その後、株価は大きく反発していきました。

慌てて反発に乗り遅れないようにもしたのですが、結局、少しの
買いしかできずに、反発にはほとんど乗れませんでした。


ということで、プロ中のプロと言えども、市場の予測をするのは、
とても難しいことなのだなぁ、と思った次第です。

また、後で分かったのですが、この方は、米国の証券会社で、
株のセールスマンの仕事をされていたようなので、どちらかというと
運用する立場ではなかったのだと思います。
なので、運用する側のプロ中のプロということではなかったのだと思います。


また、これが一番言いたいのですが、自分の資産は、自分で守るしかありません。
市場や他の人は、自分の資産のことまで、気にしてくれるはずはありません。

なので、自分自身の中で、きっちりと死守したい資産額を決めておいて、
それに従って撤退をするべきだったのだと思います。
他の人の意見など聞く必要はありません。
自分の資産なので、当然のことですが自分で決めることなのです。

プロの意見だろうがなんだろうが、自分の資産は自分で守るしかないのです。

100年に一度の危機で、私は資産を大きく目減りさせながら、
こういったことを学んだ次第です。