「シェールガス銘柄の安東油田服務 03337.HK のチャートの下放れについて」
(2014/10/05)
シェールガス銘柄である安東油田服務は、2013年の6月にピークを付けて、
その後株価が調整しており、三角保ち合いになっておりました。
様子を見ていると、2014年に入ってから下値を切り上げてきており、
三角保ち合いを上放れしていったので、試しに赤丸付近で買ってみた
次第です。
その後、順調に上げ始めたと思っていたところ、2014年の3月頃になって、
チャートが崩れてしまいました。
なので、青丸の所で、一旦手放すことにしました。
手放した後に、また、値を上げていっていたのですが、
2014年7月に、再びチャートが崩れてしまいました。
7月以降のチャートをみると、大きく下落しているのが分かりますが、
なぜこんなにも下落しているのだろうか?、と不思議に思っておりました。
そうしたところ、9月後半に、
「アメリカのエネルギーセクターが大幅下落」
「米国のシェールガス企業は、実はあまり儲かっていない」
といった情報が出てきました。
おそらくですが、こういった状況を見越して、株を手放す人が
増えていたのだと思います。
昔の自分なら、シェールガス銘柄は、中長期で見ると期待できるという
話を鵜呑みにして、そのまま持っていたと思います。
しかし、今回は、チャートが崩れたのを見て、一旦、撤退しておりました。
それが功を奏して、大幅な下落に巻き込まれるのを防げた形です。
そもそも、シェールガス銘柄は、2012年から2013年にかけて、
大きく株価が上がりました。
市場のテーマ銘柄になっていました。
なので、モメンタムに乗って買った人も多かったと思います。
そういう銘柄に買い参入したので、撤退するときも、モメンタムのことを
考慮しないといけないと思います。
中長期で期待できるからといっても、このように大きく上げた銘柄は、
買ってからずっと持っていると危険だと思います。
こういう銘柄は、下げる余地も少なくないので、チャートを駆使して、
撤退タイミングについても、きちんと管理すべきだと思います。