「ファンドの危険性について」
(2014/09/14)
とあるベトナムファンドに参加していますが、開始時の2006年から
既に7年以上経ちましたが、2014/09時点での成績は、約-70%です。
投資資金が約1/3になりました。
さすがに、これはダメージが大きいです。
そもそも、このベトナムファンドは、ファンドを始める時に、
既にベトナム株式市場の暴落が始まっているにも関わらず
契約通りファンドを開始いないといけないという立場だったのですよね。
個人がやるわけではなくて、会社組織がやるのですから、当然のことでは
ありますが、何もこんな最悪の時期に始めなくても、と思った覚えがあります。
ファンドのスキームとして、有力会社の未公開株を上場前に購入して、
最低でも2倍を狙う、というものだったので、株式市場は悲惨だけど、
未公開株への投資に期待してなんとかなるのかもしれない、という淡い期待も
あったのですが、結局、ベトナム株式市場が悲惨な状態のときに上場して、
上場時の株価は、買値とほぼ同等だったと思います。
3年後の償還日を2年延長して、5年が経っても相変わらず株価は大きく下げたままで、
5年目の償還日も来てしまいました。
大幅に下げてしまった株価に対して、解約したい人は、解約を入れて
ないといけない状況でしたね。
私は、さすがにこの状況では解約できないので、延長の申請をした次第です。
こういった点を考えると、個人投資家の方が売買タイミングに関して、
融通が利くので、とてもアドバンテージがあると思いました。
ファンドは、こういった売買タイミングの融通性が全然ありません。
こういう点が、期間を決めて投資資金を運用するファンドの危険性だと思います。
個人だと、バフェットが言っているように、ストライクが来るまで
待つことができますが、ファンドは、そういったことは、どうやら
出来ないようですね。