「中国株で2000万円儲けた!(仮)」

中国株投資について綴ります。

「慧聰網(08292.HK)のチャートを見ながら考えたこと」

(2014/05/11)

以下の慧聰網(08292.HK)のチャートを見ながら考えたことを
書き出しておきます。




自分は、2月上旬の調整時に、PERは高いけど、
長期的な業績は良さそうだし、チャート的に見て
いけるかもと思いまして、少し買ってみたのですが、
その後順調に反騰しまして、3月中旬ぐらいには、
一時期買値から+35%ぐらいまで上げていきましたね。

その後、とある考えがあって、+30%で売ってしまった
のですが、そこら辺を頂点にして、株価は下がっていきまして、
4月中旬に反発したものの、その後でまた下がってきて、
自分の買値である16HKD近くに戻ってきましたね。

以前は、自分は買ったら長期保有という考えが強くて、
一回買ったらすぐに売ることはまずありませんでした。

なので、こういう場合も買って保持しているパターンが
多かったですね。
そして、買値近くまでに下がっても、まだ買値より
少し上だからいいか、と思ったりしていたのですよね。

で、市場が調子悪くてさらに下げた場合に、買値を割って
しまって、気づいたら買値からだいぶ下げてしまい含み損を
抱えてしまう、といったパターンが少なくありませんでした。

しかも、こういう銘柄は、2月以降は他が伸び悩んでいる中、
どんどん株価が伸びていったので、この株はすごい、
みたいなことを書く人も出てくるのですよね。
これがまた曲者でして、そういう時は逆に安心して
しまって、売ることを考えなくなってしまうのですよね。

で、今のような駄目な状況になると、ある程度高いところで
多少は売っていないとダメですよ、という話が今更ながら
出てきたり、もしくは、長期で見ると買いだから、
買値を割っも、ナンピンするべきだ、といった如何にも
セルサイド的な言い分も出てくると思いますね。


セルサイド的な意見に翻弄されずに、投資家としての
バイサイド的なあるべき姿としては、おそらくですが
長期的な視点で良いと思っていても、目先のトレンドを
見て買った場合は、下げトレンドになった時点で、
一旦売却するのが、正しいのだと思います。

で、ここの自分の判断を曖昧にしていると、
自分の投資タイミングが狂ってくるのですよね。
投資タイミングが狂うと、買うべき時に売ってしまったり、
売るべき時に買ってしまったりと、自分の売買が
完全に裏目に出てしまうようになりますね。
こういうのは、自分は何回も経験しました。


また、特に思うのですが、さっと撤退するには、
「いつでもチャンスを見つけることができる」
という信念をまずは持たないといけない気がします。

今まで、あまりこういう所を指摘している人は
見かけたことがないのですが、こういった
「探せばチャンスを見つけだせるはずだ」
といった信念がないと、
「今手放したら、チャンスには2度巡り合えないのではないか?」
といったような疑心暗鬼が出てきて、利益確定するのを
躊躇してしまうのですよね。
まぁ、少なくとも自分はそうでした。

で、自分の場合は、ようやくですが、ここ数年で
そういう風に考えられるようにはなりました。
これがないと、ヘタに焦って買ったり、売るべき
ところで売れずに、その後の暴落にまともに
付き合うことになると思います。


あと、長期的なスタンスで、本腰を入れて取り組んだ
銘柄ならナンピンをすれば良いですが、最初の時点で、
ちょっと高いかも、という思いがある時点で、なかなか
ナンピンを本腰入れてやるのは、難しいですね。

明らかに割安だ、と思いながら買った銘柄は、
ある程度のナンピンは可能だと思いますが。

ちょっと話がずれますが、金額が自分の
心理的限界を超えた状態で、株価が軟調
なると、自分の考えに疑いが生じてきて
耐えられなくなってきますよね。
ここら辺については、自分が許容できる金額が
どれぐらいか、といった自分の中でしっくりと
くる基準作りが重要なのだと思いますね。


ということで、いくつか書きましたが、一番思った
こととしては、周りの雑音に翻弄されずに、
自分のペースで投資をするには、
まず、自分がどう観点から買ったのか、
トレンド重視で買ったのか、割安だから買ったのか、
といったところを、自分の中でまずは明確にする
必要があるのではないかと思います。

また、こういった自分なりの基準をもって、
その基準通りに実行するには、訓練が必要ですよね。
規律通りに自分が売買できるように、自分自身を
訓練しないといけません。

これは、仕事と同じですよね。
仕事ができるようになるには、仕事ができる人の
思考や行動を、自分で訓練して習慣化して
身につけないといけませんが、それと同じだと
思います。

こういった点を如何に上達させるかが投資での
重要なポイントの1つな気がしますね。


ちなみに、この銘柄で言うと、4月上旬に、
20HKD付近を下抜けた時が、最初の売却
タイミングだったのだと思います。

次は、4月中旬前に、18HKD付近を下抜けたときですかね。
トレンド重視で買った銘柄は、チャート的に下値抵抗線を下抜けたら、
一旦撤退するのが正しいやり方だと思いますね。

下げ止まるかどうかは、そのときの市場の流れや
雰囲気などもありますし、テーマ銘柄かどうか
などの要因もあるので、予想するのは難しいです。

個人的には、ネット銘柄は、去年が調子良かったので、
目先はちょっと厳しい気がしております。
しかし、業績が本物ならば、それをキッカケにまた
順調に復活する可能性もありますので、そういった点を
トータルで考えて判断しないといけないから、ちょっと
難しいですよね。

基本的に、この銘柄に関しては、業績的には、
1,2年スパンでは良さそうですが、
PERが高くて割安とは言えない気がするので、
下げる余地も状況によっては多い気がします。

なので、チャート的な買いタイミングを
しっかりと狙うのが良いと思いますね。

底固めが終わるのをしっかりと待ったり、もしくは、
上方向にブレークしたタイミングなどを見計らって
買うなどが良い方法かとは思います。