「中国株で2000万円儲けた!(仮)」

中国株投資について綴ります。

「10倍株(テンバガー)について」

最近、中国株について振り返っておりました。

中国株を2002年から始めたのですが、
自分が経験した10倍銘柄は、確か、
・万科企業
・中国人寿
・シナオガス
の3つだったと思います。

万科は、株式分割が何回かあったので、最初の購入値段は
はっきりとは分かりませんが、分割後の値段で言うと
1.3HKDぐらいになっていた気がします。
株価は、買値から13倍以上になっていた覚えがあります。

人寿は、5.0HKDぐらいの時に買って、一番上った時で、
50HKDぐらいはあったと思います。
直通車でバブル的な上げだったので、今の株価は
そこから下がって、22HKDぐらいではありますが、
10倍を超えていた時は、大型株でも、10倍以上に
なるものなのだなぁ、と思った覚えがありますね。

シナオガスは、2.7HKDぐらいで買って、
10倍以上になってから売ったのですが、
今の株価は、56HKDぐらいですね。
ずっと持っていたら、10倍とは言わないですね。
20倍以上ですね。

2007年の時に、10倍以上の銘柄が出てきたので、
投資を開始してから計算しても、たったの5年ですね。
投資を始めたばかりの時は、いきなりSARSが起きて
暴落の目にあって大変だったのですが、振り返ってみると、
5年で10倍銘柄が出るのは、今思えば意外と早かった
なぁという気がします。


ということで、こういった10倍銘柄を排出するには、
どうするべきか?、を最近改めて考えておりました。

やはり、可能性としては、中国よりもベトナム
インドネシアの方が高い気がします。
というか、見つけやすい気がします。

伸びる業界のトップクラスの企業を買っておけば、
その中からいくつかは、何年後かに、10倍になる
可能性は十分にあるのではないか?、と個人的
には思います。

狙い目だと考える業種は、
・消費
・ネット
・ガス
・不動産
・保険
あたりですね。

特に、消費系は、分かりやすくて、成長も堅実なので
結構狙い目だと思います。
シーゲル博士の本でも、ETFより消費系が良い、
という結論が出されていましたし。

不動産は、爆発力はありますが、低迷する時期も
長いので、忍耐が必要ではありますよね。
Qさんは、中国の不動産株がなかなか上がらない
ことに対する皆さんの不満に対して、
「不動産株は、動かないって書いてあるでしょ!」
という冗談で切り替えされていましたしね。


ということで、ベトナムでは、
BMI バオミン保険
GAS ペトロベトナムガス
あたりは、もしかしたらいけるのでは?、という気がしております。

不動産は、某ベトナムファンドで、
ホアン・アイン・ザーライ
にベットしているのですが、気がついたら、
売上の半分が製糖になっていて、不動産銘柄では
なくなっている感があります。
なので、もっと別のものを検討しないといけないのかな?
と思いますね。

消費系では、ビナミルクも良さそうなのですが、
如何せん外人枠がないので、買えないのですよね。
ビール銘柄は、大手企業がまだ買えないですし。


インドネシアでは、
UNVR インドネシアユニリーバ
ICBP  INDOFOOD 
などの、消費系が、インドネシアの経常収支の
赤字問題による株式市場の試練があったとしても、
乗りこえて、成長していける気がしております。
中国株の消費銘柄が市場の暴落を乗り越えて
伸びていきましたし、ベトナムのビナミルクは、
2006年から見ると、ベトナム株式市場市場の暴落を
乗り越えて、既に数倍になっていますし。


中国株は、今後伸びていきそうなのは、薬品系ぐらいしか
ぱっと思いつきません。
探せば何かしらあるでしょうが、今の時点だと、中国株で
学んだことを、他の市場に適用する方が、考え方としては
分かりやすい気はしております。

また、そのうちに、ベトナム株やアセアン株などで、
1億円儲けた!、という人が出てくるかと思いますね。


ちなみに、中国に来て、康師傅のカップ麺や飲料を見ながら、
この商品レベルなら、絶対に日清の方が良いよな、康師傅の
株は買えないな、と思っていたのですが、これは間違いでした。
(既に日清も進出していたのですよね)

自分の予想と違って、康師傅は、それからかなり業績が
伸びていきましたね。
こちらも、最初の2.0HKDぐらいで買っていれば、
10倍はいっていたと思います。
途中、もう競争が激しくて業績が伸びない、と言われていたような
気がしますが、踊り場を経て、さらに伸びていくという形で
株価が推移していった覚えがあります。
青島ビールなども同様です。
もう終わったと思っていたら、全然そんなことはありませんでした。
なので、消費銘柄は、1,2年の停滞期間は途中必ず入るかも
しれませんが、着実に伸びていく気がしますね。


あと、意外と国外の企業は、(中国の場合はかもしれませんが)
うまくその国の市場に入っていけないみたいですね。

なので、その国の伸びていく業界のトップクラスの企業の株を
買うのは、結構信頼できる手段な気がします。


ただここで書いているのは、あくまでも、10倍株を分かりやすい
考え方で狙うという点で書いているのであって、
2,3倍であれば、他のいろんな方法があると思いますし、
中国株でもうまくやれば全然いける気がします。


あと、ポートフォリオを分けて、例えばですが、
・短中期 60%
・長期 40%
といったような形で運用するのが、精神衛生上良い気がしておりますね。
こういった工夫をすることで、長期狙いの銘柄と、上手いこと
付き合うことが出来ると思います。

長期銘柄の場合、例えば、2,3年経っても株価がたいして
上がらないことにしびれを切らして売り払って、目先
良さそうな他の銘柄に乗り換えてしまう、というリスクが
一番大きい気がします。

あと、他の方法としては、チャートを活用すると良いと思いますね。
日頃からチャートをチェックしていて、上昇トレンドが確認
出来てから、参戦しても全然OKかと思います。

この方法だと底値は取れませんが、そもそも、底値を取るのは
かなり難しいですので、狙わない方が吉です。
下げトレンドから、上昇トレンドへの変換をピタリと当てるのは難しいのですよね。
なので、上昇トレンドへの転換がきちんと確認できてから、
参戦するぐらいで、丁度良い気がします。
確認してから買いに入ると、上昇の波に乗っているので、
気持よく銘柄をホールドできる可能性がかなり高まると思います。

上述のベトナムETFのチャートを5年スパンで見ると、
12年の底を堺にして、下値を切り上げる形で、
上昇トレンドを描いてきているかと思いますね。

これがどこまでいくか全然わかりませんが、普通に考えれば、
今まで長いこと低迷してきた分、ある程度上昇トレンドを
継続していくのではないかとは思います。


長期狙いだからといって、金融危機の後にベトナム株に
参戦したとしても、3,4年の間ずっと散々な目に合えば、
まず大抵の人は、撤退してしまうかと思います。
他の市場で良さそうなところがありますから、資金活用の
点から見てもあまり良くないですしね。


長期狙いなので、市場が散々な目にあって低迷している時が
狙い所だ、というのは確かに正しいですが、人間には欲がありますので、
結構な資金を投入して、それが、次第に目減りしていくと、
なかなか耐えられないですよね。
自分の考えを信じられなくなります。

これの回避方法としては、
・気にしない
・参戦タイミングを見計らう
といったものが考えられますが、今まで
「気にしない」
という方法でなるべくトライしていたのですが、
どうも人間の本能に逆らうことのせいか、
なかなか自分の場合は上手くいきませんでした。

なので、最近は、長期投資と言えども、
「参戦タイミングを見計らう」
というのが結構良い方法ではないか?、
と思っておりますね。