「中国株で2000万円儲けた!(仮)」

中国株投資について綴ります。

「中国株で2000万円儲けた!(仮)」

中国株を2002年に始めたので、既に12年ほど
やっていることになります。

一時期、調子良いときは、2000万円ほどの含み益がありましたが、
その後、金融危機が発生して株式市場が暴落し、私の含み益は、
マイナスに転じてしまいました。

その後も頑張って投資を続けているのですが、そうこうして
いる間に、株式投資についてようやく理解出来きたなぁ、
と思ったことがいろいろあります。

そういったものを、私の体験を織り交ぜつつ、
ここに書き出してみることにしました。

「10倍株(テンバガー)について」

最近、中国株について振り返っておりました。

中国株を2002年から始めたのですが、
自分が経験した10倍銘柄は、確か、
・万科企業
・中国人寿
・シナオガス
の3つだったと思います。

万科は、株式分割が何回かあったので、最初の購入値段は
はっきりとは分かりませんが、分割後の値段で言うと
1.3HKDぐらいになっていた気がします。
株価は、買値から13倍以上になっていた覚えがあります。

人寿は、5.0HKDぐらいの時に買って、一番上った時で、
50HKDぐらいはあったと思います。
直通車でバブル的な上げだったので、今の株価は
そこから下がって、22HKDぐらいではありますが、
10倍を超えていた時は、大型株でも、10倍以上に
なるものなのだなぁ、と思った覚えがありますね。

シナオガスは、2.7HKDぐらいで買って、
10倍以上になってから売ったのですが、
今の株価は、56HKDぐらいですね。
ずっと持っていたら、10倍とは言わないですね。
20倍以上ですね。

2007年の時に、10倍以上の銘柄が出てきたので、
投資を開始してから計算しても、たったの5年ですね。
投資を始めたばかりの時は、いきなりSARSが起きて
暴落の目にあって大変だったのですが、振り返ってみると、
5年で10倍銘柄が出るのは、今思えば意外と早かった
なぁという気がします。


ということで、こういった10倍銘柄を排出するには、
どうするべきか?、を最近改めて考えておりました。

やはり、可能性としては、中国よりもベトナム
インドネシアの方が高い気がします。
というか、見つけやすい気がします。

伸びる業界のトップクラスの企業を買っておけば、
その中からいくつかは、何年後かに、10倍になる
可能性は十分にあるのではないか?、と個人的
には思います。

狙い目だと考える業種は、
・消費
・ネット
・ガス
・不動産
・保険
あたりですね。

特に、消費系は、分かりやすくて、成長も堅実なので
結構狙い目だと思います。
シーゲル博士の本でも、ETFより消費系が良い、
という結論が出されていましたし。

不動産は、爆発力はありますが、低迷する時期も
長いので、忍耐が必要ではありますよね。
Qさんは、中国の不動産株がなかなか上がらない
ことに対する皆さんの不満に対して、
「不動産株は、動かないって書いてあるでしょ!」
という冗談で切り替えされていましたしね。


ということで、ベトナムでは、
BMI バオミン保険
GAS ペトロベトナムガス
あたりは、もしかしたらいけるのでは?、という気がしております。

不動産は、某ベトナムファンドで、
ホアン・アイン・ザーライ
にベットしているのですが、気がついたら、
売上の半分が製糖になっていて、不動産銘柄では
なくなっている感があります。
なので、もっと別のものを検討しないといけないのかな?
と思いますね。

消費系では、ビナミルクも良さそうなのですが、
如何せん外人枠がないので、買えないのですよね。
ビール銘柄は、大手企業がまだ買えないですし。


インドネシアでは、
UNVR インドネシアユニリーバ
ICBP  INDOFOOD 
などの、消費系が、インドネシアの経常収支の
赤字問題による株式市場の試練があったとしても、
乗りこえて、成長していける気がしております。
中国株の消費銘柄が市場の暴落を乗り越えて
伸びていきましたし、ベトナムのビナミルクは、
2006年から見ると、ベトナム株式市場市場の暴落を
乗り越えて、既に数倍になっていますし。


中国株は、今後伸びていきそうなのは、薬品系ぐらいしか
ぱっと思いつきません。
探せば何かしらあるでしょうが、今の時点だと、中国株で
学んだことを、他の市場に適用する方が、考え方としては
分かりやすい気はしております。

また、そのうちに、ベトナム株やアセアン株などで、
1億円儲けた!、という人が出てくるかと思いますね。


ちなみに、中国に来て、康師傅のカップ麺や飲料を見ながら、
この商品レベルなら、絶対に日清の方が良いよな、康師傅の
株は買えないな、と思っていたのですが、これは間違いでした。
(既に日清も進出していたのですよね)

自分の予想と違って、康師傅は、それからかなり業績が
伸びていきましたね。
こちらも、最初の2.0HKDぐらいで買っていれば、
10倍はいっていたと思います。
途中、もう競争が激しくて業績が伸びない、と言われていたような
気がしますが、踊り場を経て、さらに伸びていくという形で
株価が推移していった覚えがあります。
青島ビールなども同様です。
もう終わったと思っていたら、全然そんなことはありませんでした。
なので、消費銘柄は、1,2年の停滞期間は途中必ず入るかも
しれませんが、着実に伸びていく気がしますね。


あと、意外と国外の企業は、(中国の場合はかもしれませんが)
うまくその国の市場に入っていけないみたいですね。

なので、その国の伸びていく業界のトップクラスの企業の株を
買うのは、結構信頼できる手段な気がします。


ただここで書いているのは、あくまでも、10倍株を分かりやすい
考え方で狙うという点で書いているのであって、
2,3倍であれば、他のいろんな方法があると思いますし、
中国株でもうまくやれば全然いける気がします。


あと、ポートフォリオを分けて、例えばですが、
・短中期 60%
・長期 40%
といったような形で運用するのが、精神衛生上良い気がしておりますね。
こういった工夫をすることで、長期狙いの銘柄と、上手いこと
付き合うことが出来ると思います。

長期銘柄の場合、例えば、2,3年経っても株価がたいして
上がらないことにしびれを切らして売り払って、目先
良さそうな他の銘柄に乗り換えてしまう、というリスクが
一番大きい気がします。

あと、他の方法としては、チャートを活用すると良いと思いますね。
日頃からチャートをチェックしていて、上昇トレンドが確認
出来てから、参戦しても全然OKかと思います。

この方法だと底値は取れませんが、そもそも、底値を取るのは
かなり難しいですので、狙わない方が吉です。
下げトレンドから、上昇トレンドへの変換をピタリと当てるのは難しいのですよね。
なので、上昇トレンドへの転換がきちんと確認できてから、
参戦するぐらいで、丁度良い気がします。
確認してから買いに入ると、上昇の波に乗っているので、
気持よく銘柄をホールドできる可能性がかなり高まると思います。

上述のベトナムETFのチャートを5年スパンで見ると、
12年の底を堺にして、下値を切り上げる形で、
上昇トレンドを描いてきているかと思いますね。

これがどこまでいくか全然わかりませんが、普通に考えれば、
今まで長いこと低迷してきた分、ある程度上昇トレンドを
継続していくのではないかとは思います。


長期狙いだからといって、金融危機の後にベトナム株に
参戦したとしても、3,4年の間ずっと散々な目に合えば、
まず大抵の人は、撤退してしまうかと思います。
他の市場で良さそうなところがありますから、資金活用の
点から見てもあまり良くないですしね。


長期狙いなので、市場が散々な目にあって低迷している時が
狙い所だ、というのは確かに正しいですが、人間には欲がありますので、
結構な資金を投入して、それが、次第に目減りしていくと、
なかなか耐えられないですよね。
自分の考えを信じられなくなります。

これの回避方法としては、
・気にしない
・参戦タイミングを見計らう
といったものが考えられますが、今まで
「気にしない」
という方法でなるべくトライしていたのですが、
どうも人間の本能に逆らうことのせいか、
なかなか自分の場合は上手くいきませんでした。

なので、最近は、長期投資と言えども、
「参戦タイミングを見計らう」
というのが結構良い方法ではないか?、
と思っておりますね。

『なぜ「ブローカーの言うことは聞くな」と言われるのか?』

「ブローカーの言うことは聞くな」
とよく言われていますが、これは、誰でもすぐに理解できることだと思います。

その理解とは、
「ブローカーは売り手なので、買い手である投資家と利害が対立する」
ということだと思います。

しかし、私が思いますに、上記の点についてだけではなくて、
もっと広範囲に言えることなのではないか?、と思います。


一番厄介だと個人的に思ったのは、売り手の人は、株式市場の
ホットなニュースを面白そうに語る点です。

最近だと、米国市場にアリババのIPOがありましたが、これに
関連する記事もたくさんネット上に出てきました。

「アリババってこういう会社ですよ!」
「どうですか?、面白そうでしょ!」
といった記事がどんどん出てくるのですよね。

この記事自体は、「買いだ!」と言っているわけではないのですが、
株式投資の経験が少ないと、試しに少し買ってみようかな、という
気持ちに次第になってくるのですよね。
みんなが騒ぐので興味が出てくるのです。

上場したばかりの株を買って痛い目をみたことがない人は、
そういう思いが出てきて当然だと思います。
少なくとも私はそうでした。
そして、私はこのパターンで、2,3回ほど痛い目を見ました。
残念なことに、1回では気づかなかったのですよね。
頭では理解したつもりでも、体で理解できておりませんでしたので。

なので、ブローカーの
「最近のホットな銘柄があるんですよ!」
「この銘柄面白そうでしょ!」
「どうですか?」
という発言には、要注意だと思います。
儲かるかどうかと、全く別次元の話です。


あと、他の注意点としては
「ブローカーが言っていることをみんなが話題にする」
という点です。

例えば、株式投資関連のニュースを見ていると、どこそこの証券会社が
この会社のレーティングを上げた、という情報が出てきます。

さらに、ネット上で調べていると、どこそこの証券会社がレーティングを上げたので
この銘柄は有望ではないか?、といった情報なども目にします。

証券会社のレーティングは、あくまでも参考程度にするべきという話を
知っているにも関わらず、日頃の情報収集で、こういった記事を頻繁に見ていると、
ついその気になってしまうのですよね。

参考にするべきでない情報でも、何回も目にしていて、しかも、みんなが
言っていると、正当性がある信頼できる情報なのではないか?、という
思いが出てくるかと思います。

いろんなチャネルから、同じようなことが言われていると、
皆が言っているから、正しいことなのだろうな、という気分に
なってくるのですよね。

これは、本当に危険だと思います。
周りのみんなが言っていることは正しいことだ、という人間の本能的な
認識が働きますからね。
ついつい無意識のうちに信じてしまうのですよね。


例えば、私は、2008年の頃に、
北京オリンピック前に株価が上がる」
というオリンピック効果に関するプロの意見をネット上で見かけて、
そういうものなのか?、と素直に思いました。
2008年になると、北京オリンピックに関する話題も増えてきますし、
オリンピック銘柄という話も出てきておりました。

当時、私は、それなりの株を持っていたので、こういった話を見ながら
「オリンピック前に上がったら売ろうかな?」
と思っていたのですが、2007年の11月をピークにして、その後ズルズルと
下げていって、2008年後半の金融危機による大暴落が発生し、
かなりのダメージを受けてしまいました。
オリンピック効果をなんとなく信じていて、逃げ遅れたという形ですね。

なので、
「ブローカーの言うことは聞くな」
と聞くと、利害関係のことがすぐに思い浮かぶと思いますが、これだけに
限定せずに、範囲をもう少し広げて注意して取り組む必要があると思います。


あと、私が経験した他の典型的な例としては、とある
ベトナムファンドに参加する際の話が挙げられます。

ベトナムファンドのセミナーに参加した際に、
「今中国株をやっていて、資産がこれぐらいあるのですが、
 ベトナムファンドには、どの程度資産を割り振った方が良いと思いますか?」
ファンドマネージャの方に質問してみました。

そうしたところ、
「私だったら全額ファンドに投資します!」
という答えでした。

それを聞いて私は、
「上手くいくと確信しているのだな!よし多めに投資してみようか!」
と思ったものです。

振り返って見ると、ファンドマネージャは、ファンドを売る立場なので、
そういった発言をするのも至極当然だと理解できるのですが、
当時は、そういった発言は、ポジショントークというよりも、
自信の表れに違いない、と判断したのですよね。

というのも、自分の中でも、ベトナム市場が好調だったので、
これはいけるのではないか?、という思いがあったからです。

結局、このベトナムファンドは、最初の償還日を迎えた時は、
当初の資産が1/5ぐらいまでに目減りしていました。

ありえないぐらいの大損です。

結局、全額投資はしていなかったので、致命的なダメージを被る事は
運よく避けられたのですが、
「本当に危ないところだったなぁ」
とつくづく思いました。

これに関しては、ブローカー(売り手)の意見は聞くな、
という典型的な例だったのではないか?、と思います。

「株式市場のニュースは、理由を後付けする!」

株式投資をやっていると、日々の株式市場の上げ下げに合わせて、
いろんなニュースが出てきます。

しかし、これらは、基本的に後付けで理由を書いていますので、
参考にしたらいけません。
投資判断が狂ってきますので。


自分が今まで経験した中で、後付けニュースとして一番曲者だったなぁ、
と思えるのは、2007年の「直通車」ですね。


2007年になって、中国株が絶好調になっていたのですが、2007年の途中から
『「直通車」が実施されるから株価が上がってきている』
というニュースが流れるようになって来ました。
そして、ネット上のいたるところで、直通車についてみんなが話題にしておりました。

そういうのを見て、
「そういう政策があるならもっと期待できるな!」
と思ってしまったのですよね。

その後、2007年の11月をピークにして、株価が下げていったのですが、
『「直通車」が実施されるなら、また株価は回復するだろう』
と安易に考えていたのですよね。
この点が駄目でした。

その後、2008年に入って、金融危機が起こって株式市場が暴落し、
気がついたら、「直通車」のニュースは、いつの間にか聞かなくなっておりました。
あれだけ報道していたのに、一体何だったのだろう?、と思ったものです。


おそらくですが、株価が上がると、証券会社は何かしら理由をつけて
説明をしないといけないのでしょうね。
なので、2007年の暴騰に対して、「直通車」という話を誰かが
引っ張りだして来たのだと思います。

おそらくですが、実際のところとしては、株価にモメンタムがついて
上昇していったので、買いが買いを呼ぶという展開になっていったのだと思います
そうしたところに、何かしらのもっともらしい理由が欲しくなったのだと思いますね。
「単に買いが買いを呼んで、株価が上昇している」
と言っても芸がないですからね。

また、後付けの理由は、その正当性がどの程度のものか検証されずとも、
まことしやかに語られて、そして、広がっていくもののようです。
私は、こういった点が理解できておりませんでしたね。


人間には本能的に、原因と結果で物事を判断するという思考の癖があるようです。
何かしらの現象が出たら、その原因を何かしら特定したい、という風に脳みそができているようです。

そういったニーズを満足するためにも、「直通車」のような後付の理由が
ニュースとして出てくるのだと思いますね。


こういった後付け的な理由は、聞くともっともらしいので、自分でも
気がつかない内に、自分の判断基準の中に入り込んでしまいます。

私も、まともに信じていた訳ではないのですが、株が下げトレンドになっても、
直通車の話があるから、また盛り返すのではないか?、となんとなく
考えるようになってしまったのですよね。

こういった類は、頭で分かっているつもりでは不十分のようです。
経験を通して、体で学ぶ必要があると思います。

「買いのタイミングを見計らうためにも、チャートをきちんと見るべき。」

最近、チャートについて気にするように心がけています。

以前は、あまり気にしていなかったのですが、
最近は、チャートで、買いタイミングをきちんと計ったり、
下げトレンドのものに手を出さないように気をつけるように
なりました。

特に以下のような「カップ・ウィズ・ハンドル」や、
「三角持合からの上離れ」などには、気をつけるようになりました。





以前は、こういうのをほとんど活用していなかったので、
無駄な失敗を繰り替えしておりました。

しかし、最近、ようやくこれらの重要性を認識できまして、
昨年は、平安保険が上抜けた際に、さっと買って
上手くいきましたね。

その昔は、日本株ですが、KDDIで上手く上抜けた瞬間を
買うことで、利益を出すことができました。

また、覇王国際では、以前株価が2倍になって売って、
儲けた印象が強かったので、下げトレンドになって
いるにも関わらず、値ごろ感だけで買って損を出して
しまいました。
しかし、こういうのは底練りして、再度、上昇基調に
なってから買えば間に合いますよね。
こんな簡単なことも、理解できておりませんでした。

といことで、今後は、チャートについても、もっと
活用していきたいと考えております。


あと、自分が想定した形で株価が上昇しなくなって来た場合に、
マクロや今までの株価の上昇具合を考慮して、さっと撤退する、
といったことがとても重要だと感じましたね。

以前は、長期投資という刷り込みが強くて、上げようが
下げようがずっともっているのが正しいと考えて
おりましたが、この考え方に固執すると、利益確定が
上手くできなくて、元の木阿弥になることが多かった
のですよね。

例えば、2007年の暴騰で喜んでいたら、2008年に
リーマンショックが来て、結局大損した!、
といったことになってしまいますよね。


また、暴落が起きた際に、チャートを見てどこが抵抗線
なるかをきちんと想定しておくべきだ、ということを
最近、学びました。

想定した抵抗線を1~3つほど用意しておいて、
どこまで下げる可能性が高いかを、チャートや
市場動向を見ながらきちんと把握しておくべきですね。

あと、暴落も2日続けば、大抵は一旦反騰しますね。
逆に、暴落1日目で無理に買い向かう必要はありません。
暴落後の反騰にも、慌てて買う必要はありません。
買うなら、暴落2日目や、反騰の次の日の調整的な
下げの時でしょうか。


また、最近は、

注目銘柄に登録した銘柄で、まずはチャートを確認する

チャート的に良さそうなものがあったら、企業情報を見る

という順番に変えました。

以前は逆の順番でして、まずは、企業情報で良さそうなものが
あったらチャートを見ていました。

これを上記のように逆の順番にすることで、より適切な
タイミングを見計らうことができるかと思います。

そうするとことで、無駄な高値掴みや、伸びていく
株を見付けられるようになるかと思います。


こういうのを踏まえて、最近チェックしているのが、
・QIHU(奇虎)
ですね。
上抜けして、株価が100 USDを超えていくのが
期待できそうに見えますね。

あと、底値固めされるかどうかをチェックしているのが
・ZTE
・安東油田服務
・中国生物製薬
・SASA
あたりでしょうか。

また、
・エスプリ
・現代牧業
プラダ
ベトナムETF
などもチェックしておりますね。


ベトナムは、現地のインデックスチャートを見ると、
チャート的には完全に上抜けしていますね。

ニュースでは、テト前に、外人枠の制限緩和という
説明がされていたと思いますが、それだけが
理由ではない気がします。

それ以外に、今まで長いこと低迷していたという点や
貿易黒字体質になってきたという点、インフレが収まって
きたという点などの、いくつかの理由があって、
買われていたのではないかな?、と思うのですが…。

株式ニュースは、株価が上げたり下げたりすると、
何かしら説明をしないといけないので、後付的な
説明がされることが多いですが、これにヘンに
囚われないようにするべきかと思いますね。

「慧聰網(08292.HK)のチャートを見ながら考えたこと」

(2014/05/11)

以下の慧聰網(08292.HK)のチャートを見ながら考えたことを
書き出しておきます。




自分は、2月上旬の調整時に、PERは高いけど、
長期的な業績は良さそうだし、チャート的に見て
いけるかもと思いまして、少し買ってみたのですが、
その後順調に反騰しまして、3月中旬ぐらいには、
一時期買値から+35%ぐらいまで上げていきましたね。

その後、とある考えがあって、+30%で売ってしまった
のですが、そこら辺を頂点にして、株価は下がっていきまして、
4月中旬に反発したものの、その後でまた下がってきて、
自分の買値である16HKD近くに戻ってきましたね。

以前は、自分は買ったら長期保有という考えが強くて、
一回買ったらすぐに売ることはまずありませんでした。

なので、こういう場合も買って保持しているパターンが
多かったですね。
そして、買値近くまでに下がっても、まだ買値より
少し上だからいいか、と思ったりしていたのですよね。

で、市場が調子悪くてさらに下げた場合に、買値を割って
しまって、気づいたら買値からだいぶ下げてしまい含み損を
抱えてしまう、といったパターンが少なくありませんでした。

しかも、こういう銘柄は、2月以降は他が伸び悩んでいる中、
どんどん株価が伸びていったので、この株はすごい、
みたいなことを書く人も出てくるのですよね。
これがまた曲者でして、そういう時は逆に安心して
しまって、売ることを考えなくなってしまうのですよね。

で、今のような駄目な状況になると、ある程度高いところで
多少は売っていないとダメですよ、という話が今更ながら
出てきたり、もしくは、長期で見ると買いだから、
買値を割っも、ナンピンするべきだ、といった如何にも
セルサイド的な言い分も出てくると思いますね。


セルサイド的な意見に翻弄されずに、投資家としての
バイサイド的なあるべき姿としては、おそらくですが
長期的な視点で良いと思っていても、目先のトレンドを
見て買った場合は、下げトレンドになった時点で、
一旦売却するのが、正しいのだと思います。

で、ここの自分の判断を曖昧にしていると、
自分の投資タイミングが狂ってくるのですよね。
投資タイミングが狂うと、買うべき時に売ってしまったり、
売るべき時に買ってしまったりと、自分の売買が
完全に裏目に出てしまうようになりますね。
こういうのは、自分は何回も経験しました。


また、特に思うのですが、さっと撤退するには、
「いつでもチャンスを見つけることができる」
という信念をまずは持たないといけない気がします。

今まで、あまりこういう所を指摘している人は
見かけたことがないのですが、こういった
「探せばチャンスを見つけだせるはずだ」
といった信念がないと、
「今手放したら、チャンスには2度巡り合えないのではないか?」
といったような疑心暗鬼が出てきて、利益確定するのを
躊躇してしまうのですよね。
まぁ、少なくとも自分はそうでした。

で、自分の場合は、ようやくですが、ここ数年で
そういう風に考えられるようにはなりました。
これがないと、ヘタに焦って買ったり、売るべき
ところで売れずに、その後の暴落にまともに
付き合うことになると思います。


あと、長期的なスタンスで、本腰を入れて取り組んだ
銘柄ならナンピンをすれば良いですが、最初の時点で、
ちょっと高いかも、という思いがある時点で、なかなか
ナンピンを本腰入れてやるのは、難しいですね。

明らかに割安だ、と思いながら買った銘柄は、
ある程度のナンピンは可能だと思いますが。

ちょっと話がずれますが、金額が自分の
心理的限界を超えた状態で、株価が軟調
なると、自分の考えに疑いが生じてきて
耐えられなくなってきますよね。
ここら辺については、自分が許容できる金額が
どれぐらいか、といった自分の中でしっくりと
くる基準作りが重要なのだと思いますね。


ということで、いくつか書きましたが、一番思った
こととしては、周りの雑音に翻弄されずに、
自分のペースで投資をするには、
まず、自分がどう観点から買ったのか、
トレンド重視で買ったのか、割安だから買ったのか、
といったところを、自分の中でまずは明確にする
必要があるのではないかと思います。

また、こういった自分なりの基準をもって、
その基準通りに実行するには、訓練が必要ですよね。
規律通りに自分が売買できるように、自分自身を
訓練しないといけません。

これは、仕事と同じですよね。
仕事ができるようになるには、仕事ができる人の
思考や行動を、自分で訓練して習慣化して
身につけないといけませんが、それと同じだと
思います。

こういった点を如何に上達させるかが投資での
重要なポイントの1つな気がしますね。


ちなみに、この銘柄で言うと、4月上旬に、
20HKD付近を下抜けた時が、最初の売却
タイミングだったのだと思います。

次は、4月中旬前に、18HKD付近を下抜けたときですかね。
トレンド重視で買った銘柄は、チャート的に下値抵抗線を下抜けたら、
一旦撤退するのが正しいやり方だと思いますね。

下げ止まるかどうかは、そのときの市場の流れや
雰囲気などもありますし、テーマ銘柄かどうか
などの要因もあるので、予想するのは難しいです。

個人的には、ネット銘柄は、去年が調子良かったので、
目先はちょっと厳しい気がしております。
しかし、業績が本物ならば、それをキッカケにまた
順調に復活する可能性もありますので、そういった点を
トータルで考えて判断しないといけないから、ちょっと
難しいですよね。

基本的に、この銘柄に関しては、業績的には、
1,2年スパンでは良さそうですが、
PERが高くて割安とは言えない気がするので、
下げる余地も状況によっては多い気がします。

なので、チャート的な買いタイミングを
しっかりと狙うのが良いと思いますね。

底固めが終わるのをしっかりと待ったり、もしくは、
上方向にブレークしたタイミングなどを見計らって
買うなどが良い方法かとは思います。

「ICBPのチャートを見ながら考えたこと」


(2014/09/12)

以下のICBP のチャートを見ながら考えたことを
書き出しておきます。




ICBPは、インドネシアの企業で、カップラーメンや飲料を取り扱っている会社です。

インドネシアの加工食品会社。2009年にインドフード・サクセス・マクムールからスピンオフし設立。
2010年10月7日にインドネシア証券取引所に上場した。
社名にある"CBP"はConsumer Branded Productを意味し、親会社インドフード・サクセス・マクムールが組織再編を行い消費者ブランド製品部門が独立したことに由来する。麺、デイリーフーズ、スナック食品、調味料、特殊栄養食品を製造販売している。2012年には、アサヒと合弁会社を設立し、ノンアルコール飲料に参入した。」


いわゆるインドネシアの消費銘柄に分類されるかと思いますので、以前から
定点観測をしておりました。

チャートを見ると、2013年に高値をつけてから、その後は、調整期間に入っているのが分かるかと思います。

2014年に入ってからも調整機関が長いこと続いていますので、そろそろ打診買いをしておこうか?、と思いまして少し買ってみました。

そうしたところ、2014年の8月、9月あたりから、少しずつチャート的に上向いて来ました。そして、2014年9月12日には、+5.87%と暴騰しておりました。

しかし、この銘柄は暴騰したと思ったら、また振り出しに戻る、というのが
何回もあったので、今後順調に上がるかどうかは謎です。

ただ、5年の長期チャートで見ると、ここ1年間、エネルギーを
貯めていた状況が続いていたのですが、そこから少しずつ脱して
いきそうな雰囲気が出てきております。

当然ながら株式市場の状況や企業の業績にもよりますが、目先、長い調整期間を経て、少しずつ上昇トレンドを形成していきそうな気配があるので、要注目ではないかと思います。

「四環醫藥 (00460.HK) のチャートを見ながら考えたこと」

(2014/09/14)

以下の四環醫藥 (00460.HK) のチャートを見ながら考えたことを
書き出しておきます。


この銘柄は、2012年の低迷時に買って、2013年に2倍になって
から売ったのですが、再び買い戻す機会を伺っておりました。
どういう風に買い戻す機会を伺っていたかを、以下に記します。


以下のチャートを見ると分かるかと思いますが、3月中旬に
高値をつけてからしばらく株価が調整しておりましたが、
5月を底にして反転し始めて、6月あたりから3月の高値を
上抜けそうな感じが出て来ておりました。

7月に入ってから3月の高値を上抜けたのが確認できたので、
ここで買ってみた次第です。

8月に3月高値を若干下に割り込んだので、売却のための様子見を
していたのですが、その後、上手いこと盛り返して、8月後半
あたりから株価が上離れして行きましたね。

ということで、このようにして、再び参戦するタイミングを見計らっていた次第です。





ところで、この銘柄のチャートを以下の図のように、5年などの長期で見ると、上がり方があまりにも急に見えます。
株式投資をはじめたばかりの頃は、これが気になって、とても怖くて手が出せませんでした。

テンセントもこういった理由で、なかなか手が出せずに株価がどんどん上がっていくのをただ見守るだけになっておりました。


しかし、1年スパンでみると、上記のチャートのように、全然違う見え方になります。1年スパンだと、まだ手が出せそうに見えます。

私は、こういった点についてどう考えるべきかが、最初の頃はあまり理解できておりませんでした。







最近の自分の考えとしては、今後の業績が期待できて、
PER的に高過ぎず、1年スパンでのチャートを見たときに、
流れに乗れそうであれば、買ってみるのは全然ありではないか?
というものです。

これは、成長株のモメンタム投資的な手法なので、
チャートが崩れたら売らないといけないのですが、
投資方法としては、十分にありなのではないか?
と思ったりしております。

また、こういう考えのもとで買ったのであれば、もしチャートが崩れた場合に、
長期投資銘柄として長く持とう、という考えに転換するのは良くないですね。
自分が想定したチャートではなくなった時点で、売却して資金を確保して、
次の参戦タイミングを見計らうべきだと思います。

また、長期投資として取り組む場合は、2012年の低迷時に仕込んで、
5年、10年は何があろうとずっと売らない、といった覚悟が必要だと思いますね。

「ユニバーサルロビナ(URC) のチャートを見ながら考えたこと」

(2014/09/14)

ユニバーサルロビナ (URC) のチャートを見ながら考えたことを
書き出しておきます。


ユニバーサルロビナ(URC)は、フィリピン株ですね。
「国内最大手の総合食品会社として食品、飲料、スナック菓子、
 アイスクリームの製造販売を行っており、またアジア各国にも
 進出しています。」
だそうです。

つまり、フィリピン株の消費銘柄ですね。

また、カルビーとも提携しているようです。
カルビー<2229>(東1)は30日の大引け後、第3四半期の連結決算(4~12月)
とフィリピンでの合弁会社設立を発表 ... 製造販売で強いブランド力と販売力を持つ
ユニバーサル・ロビナ・コーポレーション(Universal Robina Corporation)。」


新興国の消費銘柄は、中国のカンシーフや、ベトナムのビナミルクなどでも
分かるように、株価が順調に伸びていきやすい業種だと思います。


フィリピン株は、まだ調べ始めたばかりなので、チャートのチェックは
あまりやっていなかったのですが、久しぶりにURCのチャートを見たところ、
以下のチャートで分かるように、2014/01月の後に、三角持ち合いから
株価が上に上離れしていったようですね。

この上離れが確認できた時点で、買いだったのですが、
チェックしていなかったので、全然買えておりません。
次の機会を伺いたいと考えております。

2012年01月の株価らみると、2014年09月時点で約3倍ですね。
もっと前からチェックしておけばよかった、と思ってしまいましたが、
過去には戻れないので、今後どうなるかをチェックしていきたいと思います。


「市場暴落時に何を買うべきか?」

(2014/09/14)


市場が暴落した時には、
・優良銘柄を買う
・反騰がものすごく大きくなるような、小型株や市況株を買う
・インデックスを買う
・独占的な企業の銘柄を飼う
などの選択肢が考えられるかと思います。

今までの経験では、優良銘柄を買った方が、株価の回復も早いので、買いやすいですね。
安心感があります。
また、優良銘柄は、基本的に企業の業績も良いので、そういう点からも安心です。

小型株や市況株などの銘柄は、確かに市場回復時には
大きな戻りが期待できますが、それがいつになるか
分かりませんし、優良銘柄の株価がどんどん回復して
もどっているのに、いつまでたってもこれらの株価は
たいして戻らずに、逆にさらに下げ続けて、我慢しきれずに
損きりしてしまう、といった状況にもなりやすいと思います。

インデックスを買うのも、とても良い方法だと思います。
個別企業だと、取引停止リスクがありますが、
インデックスだと、その心配はないですからね。
次回、大きな暴落が来たら、インデックスをドルコスト平均法
買うというのを試してみたいと思っております。

また、自分が実際に中国株で行ったものとしては、2008年の金融危機
余波がまだ市場に残っている際に、トラベルスカイを買ってみました。
この会社は、独占的な商売をやっていますし、配当利回りも3~4%と高めです。
なので、比較的安心して買えました。
その後、株価が買値から+50%ぐらいになったので、一旦利益確定をしたと思いますね。


今までの経験を振り返ると、上手くいったものと上手くいかなかったものの両方ありますが、
どちらかというと、優良銘柄を買った方が上手くいくことが多かった気がします。
なので、今後は、市場が暴落したら、優良銘柄を仕込むか、もしくは、
インデックスを買うことにしようと思っております。


また、金融危機で、銀行業界に問題がでまくって、優良な銀行の株価が
今まででは信じられないぐらい下げまくっても、そういうのには手を出し難いですね。
問題がでた業界は、ペナルティBOX入りをしてしまうので。
関係ない業界で、優良銘柄を狙う方がやりやすいとは思います。

「暴落の際に割安になった銘柄についてどう考えるべきか?」

(2014/09/14)

2008年の暴落の時に、SASAの株価が
配当利回りが20%程度になるまで
下げていたのですよね。

これは、もしかして、チャンスではないか?、
と思いつつも、なかなか手を出しにくく、打診買いを
したのが、株価が上げた後の配当利回り15%
ぐらいになったときで、その後、買い増そうとして
いたのですが、さらに株価は上がっていきました。

一旦利益確定をしたものの、ほんの少しの利益が
出ただけでしたね。


で、2012年のベトナムのサコムバンクも配当利回りが10%
ぐらいまで下げていて、業績は着実そうなので、これも
チャンスではないか?、と思いつつも、どうしても
ドンの為替が気になって、買えなかったのですよね。

今となっては、あそこから2倍になったので、
やはりチャンスではありました。


ということで、何をいいたいかというと、長年株を
やっていると、業績が堅いのに、PERや配当利回り
見ても割安な銘柄が見つかるときがあるので、
そういうのは、チャンスの可能性が高い、ということです。

今までは、経験が少なく半信半疑な感じでしたが、
今後は、こういう機会は積極的にチャレンジして
いくべきだな、と思いました。

なかなかこういう機会は出ないですが、こういう
チャンスを掴んでいかないと、資産を大幅には
増やせない気がしますね。


あと、最近、中国株を振り返ってみて考えていたのですが、
自分が初期に買った銘柄で何倍にもなっていて、
しかも、会社の商売が確実だったのが、いくつか
あるのですよね。

・万科
・シナオガス
・中国人寿
・テンセント
・蒙牛
・ティンイー

そういったような、これは確実だなぁ、というのを
見つけ出す努力をしていきたいですね。
自分的には、シナオガスとかは、ガス会社なので
結構堅くて、地道に成長していっていたのでは
ないかなぁ、と思いましたね。
実際、この銘柄ではだいぶ儲けましたが、
もっと買っていればなぁ、とついつい思って
しまいますが。


つまり、今までの経験を活かして、次のこれはいける!、
といった銘柄をウオッチして、チャンスを生かして
いきたいですね。

「ファンドの危険性について」

(2014/09/14)

とあるベトナムファンドに参加していますが、開始時の2006年から
既に7年以上経ちましたが、2014/09時点での成績は、約-70%です。

投資資金が約1/3になりました。
さすがに、これはダメージが大きいです。

そもそも、このベトナムファンドは、ファンドを始める時に、
既にベトナム株式市場の暴落が始まっているにも関わらず
契約通りファンドを開始いないといけないという立場だったのですよね。

個人がやるわけではなくて、会社組織がやるのですから、当然のことでは
ありますが、何もこんな最悪の時期に始めなくても、と思った覚えがあります。

ファンドのスキームとして、有力会社の未公開株を上場前に購入して、
最低でも2倍を狙う、というものだったので、株式市場は悲惨だけど、
未公開株への投資に期待してなんとかなるのかもしれない、という淡い期待も
あったのですが、結局、ベトナム株式市場が悲惨な状態のときに上場して、
上場時の株価は、買値とほぼ同等だったと思います。

3年後の償還日を2年延長して、5年が経っても相変わらず株価は大きく下げたままで、
5年目の償還日も来てしまいました。
大幅に下げてしまった株価に対して、解約したい人は、解約を入れて
ないといけない状況でしたね。
私は、さすがにこの状況では解約できないので、延長の申請をした次第です。

こういった点を考えると、個人投資家の方が売買タイミングに関して、
融通が利くので、とてもアドバンテージがあると思いました。
ファンドは、こういった売買タイミングの融通性が全然ありません。
こういう点が、期間を決めて投資資金を運用するファンドの危険性だと思います。

個人だと、バフェットが言っているように、ストライクが来るまで
待つことができますが、ファンドは、そういったことは、どうやら
出来ないようですね。

「今までの大きな失敗について」

(2014/09/14)

今までの株式投資で、大きな失敗だと思うのは、以下になります。


・2007年の前半に、中国株で含み益が1500万円以上でて、さすがにこれは
 1回利益確定しておきたいなぁ、と思って株式資産を半分売ったものの、
 売った後に市場が上がり続けていったので、売った金額を
 またすぐに投資にまわしてしまったこと。

・2007年に、バフェットがペトロチャイナを売却したり、
 春山さんが全撤退しているのを見ているのにも関わらず、株式市場が調子良いし、
 自分は、周りと比べるとさほど儲けが多くないので、もっと挑戦したいと欲が
 深くなってしまって、さらに、その後、金融危機の暴落と、まともに大底まで
 付き合ってしまったこと。

・2007年のバブルが弾けたのに、
 ‐PERがさほど高くないから今回のはバブルとは言えない。
 ‐米国が住宅バブルの後遺症のためにお金をジャブジャブ
  にするが、その恩恵が新興国株式市場に回ってくるだろう。
 ‐新興国は、ファンダメンタルが強いから大丈夫、
 といった意見に固執して、信用収縮から逃れ損なったこと。

ベトナムファンドが、
 「OTCで株を取得するので上場すれば2倍確実」
 と言われていたが、結局は、上場しても買値とほぼ同じで
 為替で大いにやられて、投資資産が1/5になったということ。

・2008年から2009年初頭の金融危機による株式市場崩壊時に、
 まだ利益があるから大丈夫だろうとタカをくくって、逃げそこなったこと。

・2010年の終わり頃に、調子にのって高値で買った株が、
 2011年の途中で、半値になったこと。

といったところでしょうか。


簡単に言うと、利益確定しそこなって、さらに下げ相場なのに
ずっと持ち続けて失敗した、といった感じですかね。

あと、2007年のバブルを経験したせいか、その内、またもっていれば
バブルみたいなものがくるのではないか、といった淡い期待で、
気軽に投資するクセがついたのも、良くなかったですね。
それは、2009年末の投資に現れています。


また、欲深くなるのもいけませんね。
周りの人と比較すると、欲深くなってしまうので、
自分の中の基準で、どうするかを判断していきたいと思いますね。

「中小型株について」

(2014/09/14)

中小型株は、いくら利益成長率が高いと予想されていても
市場の変化ですぐ業績が変化するので、よほど確実なものじゃない限り、
あまり買うべきではないですね。

市場が暴落しても、成長性があるから大丈夫だろうと
思って、そのままホールドしていたところあっという間に
1/3になって、さらに、そこから業績が思ったよりよくない
といったニュースがでてきたりして、もう散々でしたね。

暴落した際に、少し試しに買う分に良いかもしれませんが、
あまり手を出すべきではないですね。
毎回これで失敗している気がします。

そういえば、2007年前後は、上げ相場なのに
小型株はなかなか上がらなかったですね。
しかも、リーマンショックで下げるときは他の銘柄と
一緒に下げていって、良いところが全然ありませんでした。
一時期、ADRの小型株も試しに買ったりしたことがありますが、
これらについてもひどく損しましたからね。

今回、不幸中の幸いだったのは、各銘柄について
少しの金額しか買っていなかったことですが、
しかし、それでも複数銘柄買いましたので、
それなりの損が出ているのですよね。
やはり、1/3という下げはダメージが大きいです。

あと、IPO直後に買うのもやはりダメですね。
IPO直後は、買い進まれているので危険だという
話を聞いたにも関わらず、試しに買ってみようと
思って買ったのが失敗でした。

中小型株は、安易に買わないようにした方が良いかと思います。

『社会人になったばかりの頃の同僚の「株で家を買う」発言について』

(2014/09/20)

社会人になって3年目のとある飲み会の席で、同期の1人が
「株で儲けて家を買う!」
と言い出しました。

それを聞いたときに、ちょっとした違和感を感じまして、
それが何なのかを考えていたのですが、まず挙げらることとしては、

・社会人になったばかりなので、株で儲けることより、
 自分の実力を上げて、給料を上げる方を優先するべきなのではないか?

・株で儲けて家を買うというのは、2000~3000万円ぐらいの
 利益が出ないといけないので、現実的には難しいのではないか?

あたりだと思います。

この同期の発言を聞いて、なんだかなぁ、という思いがあったのですが、
30代になって振り返った時に、
「彼の発言は、あながち間違いではなった。」
と思うと同時に、自分の考えも
「あながち間違いではなかった」
と気づきました。


基本的に、
「若い時は自分の能力を上げることを優先するべき」
というのは、経済的な観点から見て絶対的に正しいです。

なぜなら、サラリーマンの人的資本を考えると分かるのですが、
年収300万円や500万円のサラリーマンが、株でそれに相当する利益を
毎年コンスタントに上げるのは、かなり難しいです。

普通20代はお金がないので、仮に500万円の軍資金を持っていたとしても、
300万円や500万円の利益を出すとなると、1.6倍~2.0倍の運用をしないといけません。
しかも、毎年です。
これは、正直言ってかなり厳しいですね。

サラリーマンの人的資本は、1~3億円といわれますが、それを
きちんと運用して、年に300~500万円の収入を得るようにした方が
経済的には効率が良いです。

つまり、数百万円の軍資金は、サラリーマンの人的資本の数億円と比べると
とても小さなものなのです。

なので、若い時に自分の人的資本を活用してきちんと給料を得て、
給料が上がるように努力するのは、経済的な観点から見て正しいのです。


しかしながら、27,28歳頃に、このまま仕事を続けても
まともに家すら買えない、という事実に気がつくのではないかと思います。
人によって違いますが、ほとんどのサラリーマンは、こういった問題に
ぶつかるのではないかと思います。

私の周りの貯蓄を上手くやっている人を見る限りでは、
1人暮らしの人の場合だと30歳あたりまでに、500~800万円を
貯めていると、蓄財優等生になるようです。

中には、親元で暮らしている人で30歳前半までに、2000万円近い貯めた人も
いましたが、親元で暮らせる人は限られていますので、このケースは例外だと
考えた方が良いかと思います。

つまり、20代での貯蓄をもとに、30代でどれぐらいら貯められるかが見えてくるのですよね。
仮に20代で500万円貯めて、30代で500万円~1000万円を貯めたしても
合計で1500万円の貯蓄です。
マンションが3000万円だとしたら、残り1500万円を借金して買うしかありません。

今の時代は、ローンでマイホームを買うことは、逆レバレッジのせいで損する可能性が非常に高く、30年後に仕事が出来ているかどうかもかなり怪しいので、安易にローンを使うべきではありません。
かといって、現金で家を買うのも難しいです。

30歳を目前にすると、こういった現実がはっきりと見えてきます。

自分のことを振り返って見ると、20代後半まで、こういった事に気づいておりませんでした。
なぜなら、昇給のペースがどういったものかを、あまり気にしておりませんでしたので。
頑張れば、給料も次第に上がっていくのではないか?、という淡い期待がありまして、それが打ち破られたのが、27歳ぐらいの時でした。
そこから今後の経済的な問題を真剣に考えるようになりましたね。


ここで、同期の発言に戻るのですが、株で500万円を運用して上手いこと
6倍になれば、3000万円です。
しかし、6倍にするのはかなり難しいので、仮にもっと頑張って元手を増やして
1000万円にし、それを運用したとすると、3倍で3000万円です。
3倍も簡単ではないのですが、香港のH株指数が10年で3倍程度になって
いることを考えると、上手いこと頑張れば達成できないレベルではありません。

ちなみに、投資をやっていない人は、こうった考えが出てこないですね。
同期は、両親が株式投資をやっていたようでして、彼はこういった考えを
理解していたようです。
私は、その時、株式投資の経験が全くないですし、周りにもそういった人が
いなかったので、彼の考えが理解できておりませんでした。

ということで、上手く株式投資などを活用すれば、ローンに苦しむことなく、
現金でマンションを買うということは、現実的な選択肢になると考えられるかと思います。


しかし、株で資金を上手く運用するには、経験が必要なのですよね。
必ず失敗をしますから、大きな金額を運用する前に、小さな金額で
痛い経験をしないといけません。
また、少なくとも暴落は2回は経験しないと、暴落時の対処が上手できません。

そういった株式投資の成功・失敗経験を得るという観点から考えると、同期の発言のように、社会人になったら小額でも良いので株式投資を始めてみるということは、今思えば大事なことだったなぁと、30代になって思いました。

あと、株式運用で、成果が出るのは、結構時間がかかるのですよね。
3,4年なんてあっという間です。
また、暴落が起きたときに、それをチャンスに変えるには、それ以前に
10年程度の株式投資の経験が必要だと思います。
2,3年程度の運用経験だったり、暴落を経験していなかったりすると、
暴落に対して、怖くて手を出せません。
覚悟がもてないのですよね。


というわけで、彼の
「株で儲けて家を買う!」
という発言と、私の
「株で儲けることより、自分の実力を上げて、給料を上げる方を優先するべきなのではないか?」
という考えには、それぞれの観点からの正当性があったのだなぁ、と思った次第です。

おそらくですが、仕事と株式投資の両方を頑張るというのが正解な気がします。

「35歳までに株で5000万円まで増やして、1億円の不動産を買う計画について」

(2014/09/20)

私は、20代後半から株式投資を始めた際に、
「35歳までに株で資産を5000万円にして、
 その資産を頭金として、1億円の不動産を買う」
という計画を立ててみました。

1億円の不動産ですが、元手の5000万円に対して
10%で回るとすると、毎年500万円の収入になります。

この収入なら、仕事をしなくても十分に生活が出来るレベルなので、
これを1つの目標として考えてみました。


あれから、既に10年以上が経ったのですが、結果としては、
残念ながらこの目標は達成できておりません。

2007年に、中国株が暴騰したので、目標の5000万円に
あと一歩まで近づいたのですが、残念ながら、2008年に金融危機
起きて株式市場が暴落し、私の株式資産も半分以下に目減りしてしまいました。

今もそのダメージから頑張って回復しようとしているところなので、
未だに5000万円の資産という目標は未達成です。


この10年の間に不動産についても少し試してみて分かったのですが、
不動産で儲かるには、基本的にインサイダーにならないといけません。
なので、そういう意味では、素人が不動産に手を出して
儲けるのは、難しいと思います。

それに比べると、株式投資の方は、インサイダーではなくて、
素人でも勝てるチャンスが多いにあるかと思います。

株式市場には波がありますから、損するリスクも高いですが、
基本的に、株式投資の方法を理解すれば、不動産よりも資産を増やせる
のではないか?、と最近は考えておりますね。

企業をきちんと見分けて、市場の波を考慮すれば、時間はかかりますが、
比較的確実に資産を数倍には出来るのではないかと思います。

不動産投資は、日本にしろ海外にしろ、不動産業者に上手く利用される
パターンがほとんどのようですし、海外の新興国の不動産の波に
乗るには株式投資で十分です。
実際に、私は万科を買って10倍以上になりましたが、中国の不動産投資では
手数料や税金ばかりかかって、実質マイナスです。

ということで、株の方が実物不動産よりもやりやすいかと
最近は考えておりまして、資産5000万円を構築したからといって、
1億円の不動産を買う必要はないのではないか?、と思います。

資産5000万円を現金で温存しておいて、株式市場の暴落が起きた際に、
投入するといった手法で、1億円以上の資産を構築することが可能な気がしますし、
1億円以上の資産があると、リートなどの利回りが高い金融商品を買って、
それなりの現金収入を得ることも可能ではないかと、最近は考えております。

「ジャブジャブ理論を信じて」

(2014/10/05)

2007年の途中まで好調だった世界の株式市場は、
2008年に入ると、米国の金融がおかしくなってきたせいで、
調整し始めたかと思います。

なので、私の含み益も、だいぶ減って来ておりました。

自分の中では、ここで一旦撤退するのもありかもしれないという気持ちと、
再度上昇する可能性もあるので、もう少し粘ってみるべきではないか?
という思いが錯綜しておりました。

そんな時に、とあるネット上のプロのブログを拝見したところ、
「米国の経済がおかしくなったら、FRB金利を下げて、
 市場がお金でジャブジャブになるようにするはずだ。
 そうなると、米国から溢れでたお金が新興国にも流れていくはず。
 新興国は市場規模が小さいので、一旦そうなると、新興国市場は
 大きく上がるはずだ」
という意見が書いてありました。

米国の証券会社で仕事をされていたプロ中のプロの方なので、
これは、かなり信じられる話なのではないか?、と思った次第です。
また、今まで書かれている記事も、経験と広い知識に基づいた説得力の
ある記事ですので、これは心強いと心底思ったものです。

なので、頑張って粘ってみることにしました。

しかしながら、2008年は、リーマンショックが起きて、さらに世界の株価が
大きく下げていって、100年に一度の危機と言われるぐらいになりました。

私は途中までは、まだ含み益があったので、含み益がある内は
粘ろうと思っていたのですが、最悪期には、元本割れしそうな所まで来ました。

せめて、元本は確保しないとマズイと思っていたところに、さらに下げが来ておりまして、
例のジャブジャブ理論を提示されていた方のブログを拝見したところ、
「ドテンします。新興国からは撤退です!」
ということを表明されておりました。

「え!、今頃になってドテン!?」と驚いたものの、
自分の資産は元本を割ってきたところでしたので、
これはマズイと思いまして、早速撤退した次第です。

そうしたところ、よくある話かもしれませんが、そこが大底中の大底でして、
その後、株価は大きく反発していきました。

慌てて反発に乗り遅れないようにもしたのですが、結局、少しの
買いしかできずに、反発にはほとんど乗れませんでした。


ということで、プロ中のプロと言えども、市場の予測をするのは、
とても難しいことなのだなぁ、と思った次第です。

また、後で分かったのですが、この方は、米国の証券会社で、
株のセールスマンの仕事をされていたようなので、どちらかというと
運用する立場ではなかったのだと思います。
なので、運用する側のプロ中のプロということではなかったのだと思います。


また、これが一番言いたいのですが、自分の資産は、自分で守るしかありません。
市場や他の人は、自分の資産のことまで、気にしてくれるはずはありません。

なので、自分自身の中で、きっちりと死守したい資産額を決めておいて、
それに従って撤退をするべきだったのだと思います。
他の人の意見など聞く必要はありません。
自分の資産なので、当然のことですが自分で決めることなのです。

プロの意見だろうがなんだろうが、自分の資産は自分で守るしかないのです。

100年に一度の危機で、私は資産を大きく目減りさせながら、
こういったことを学んだ次第です。

「シェールガス銘柄の安東油田服務 03337.HK のチャートの下放れについて」

(2014/10/05)





シェールガス銘柄である安東油田服務は、2013年の6月にピークを付けて、
その後株価が調整しており、三角保ち合いになっておりました。

様子を見ていると、2014年に入ってから下値を切り上げてきており、
三角保ち合いを上放れしていったので、試しに赤丸付近で買ってみた
次第です。

その後、順調に上げ始めたと思っていたところ、2014年の3月頃になって、
チャートが崩れてしまいました。
なので、青丸の所で、一旦手放すことにしました。

手放した後に、また、値を上げていっていたのですが、
2014年7月に、再びチャートが崩れてしまいました。

7月以降のチャートをみると、大きく下落しているのが分かりますが、
なぜこんなにも下落しているのだろうか?、と不思議に思っておりました。

そうしたところ、9月後半に、
「アメリカのエネルギーセクターが大幅下落」
「米国のシェールガス企業は、実はあまり儲かっていない」
といった情報が出てきました。

おそらくですが、こういった状況を見越して、株を手放す人が
増えていたのだと思います。

昔の自分なら、シェールガス銘柄は、中長期で見ると期待できるという
話を鵜呑みにして、そのまま持っていたと思います。

しかし、今回は、チャートが崩れたのを見て、一旦、撤退しておりました。
それが功を奏して、大幅な下落に巻き込まれるのを防げた形です。


そもそも、シェールガス銘柄は、2012年から2013年にかけて、
大きく株価が上がりました。
市場のテーマ銘柄になっていました。
なので、モメンタムに乗って買った人も多かったと思います。

そういう銘柄に買い参入したので、撤退するときも、モメンタムのことを
考慮しないといけないと思います。

中長期で期待できるからといっても、このように大きく上げた銘柄は、
買ってからずっと持っていると危険だと思います。

こういう銘柄は、下げる余地も少なくないので、チャートを駆使して、
撤退タイミングについても、きちんと管理すべきだと思います。

「新高値買いについて」

(2014/10/05)

2008年に金融危機が起こった後、2009~2010年にかけて
香港の株式市場が持ち直したかと思ったら、2011年にまた
大きく下げたりして、私の資産は、ますますしぼんでいくばかりでした。

2012年も株式市場の調子が悪いので、逆にこういう時こそ
チャンスだと思いまして、いくつか買い増しをしていたのですが、
この時の買いについては、2013年に入ってようやく報われました。

しかし、今までの自分のやり方では、どうもマズイのではないか?
2003年から10年ほど投資をやってきたが、100年に一度の危機があったとはいえ、
良い結果が出ていないから、新興国の成長を期待しての投資という考え方以外に、
何かもっと良い手法を取り入れるべきなのではないか?
と思うようになって来ておりました。

そうしたところ、2014年に入ってから、広瀬さんのモメンタム投資の
オンライン講義を見たり、戸松さんのグローバル・グロース・レポートの
メルマガを見たりして、チャートを見ながらのモメンタム投資も悪くない のではないか?、と思うようになりました。

そして、2014年の前半に、いくつか試してみました。
三角保ち合いを上抜けてから買ったり、下抜けたものは手放したりしていたところ、
意外と悪くない手法のような気がしてきたのですよね。

上抜けたものだけを持つので、手元に残っている株は、上昇トレンドを
維持している銘柄だけになります。
下抜けた銘柄は、撤退して資金を回収しますので、損が大きく膨らむことは
ありません。

中国は、オリンピックや万博が終わり、今後の成長率もだいぶ下がってきておりますので、今までのように国自体が大きく成長していく、といった点に賭けることも難しくなってきたと感じておりました。

なので、こういったモメンタム投資は悪くないのではないか?、と思います。

そう考えていたところ、そのようなモメンタム投資を、さらに一歩進めたような
考え方である、新高値買いという手法を提案されている方のサイトを
見つけました。

以下のサイトに、新高値買いに関する手法が紹介されていますが、
自分の今までのいくつかの経験を振り返ってみても、新高値をつけた
タイミングで買った銘柄は、成功率が高かった覚えがあります。

「波乱の時代を生き抜く、迷いのない株式投資法」

 

なので、今の中国株については、こういった方法が良いのではないか?
と記事を読んでいる最中に思った次第です。


新興国が成長していく、といったテーマ投資については、今後は、
中国よりもベトナムインドネシアに対して使っていくべきではないか?、
と最近は考えています。

中国は不動産バブル崩壊の可能性がありますので、テーマ投資ではなくて、
どちらかというと、上記のようなモメンタム投資や新高値買いを使っていくのが
リスクが抑えられて安全で良いのではないか?、と考えております。